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ベトナムサッカー情報発信の先駆者 宇佐美淳氏|業界注目のサイト開設の経緯と想いを聞いて来ました

2017年10月26日 海外在住日本人インタビューベトナムホーチミン

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トラべロコは、海外在住日本人(ロコ)が旅のお手伝いをしてくれるサービスになります。観光案内や、ビジネス通訳、食事のアテンド、現地でのサポートなど、自分のしたいことを自由にロコにお願いできる場所です。この記事では、現在海外で活躍中の日本人の方に直接インタビューし、現地での事や海外に行くまでの経緯、日々の生活などをご紹介します。


2013年からベトナムを中心とした東南アジアのサッカー情報サイト「ベトナム フットボール ダイジェスト」を運営する宇佐美さんに話を聞いてきました。今では、アジア戦略を進める日本サッカー業界。彼ら関係者が情報収集に使用する程のこのサイト。しかし、かつてはレベルも知名度も伸び悩む状況だったベトナムのサッカー業界。そんな時代から日本語でベトナムのサッカー情報を発信し始めたサイトがこの「ベトナム フットボール ダイジェスト」だ。

今回は、そんなベトナムサッカー情報発信の先駆者である宇佐美さんに、そもそものベトナム移住の経緯から、サイト立ち上げの理由、ベトナムサッカーの現状などを詳しくお伺いして来ました。

目次

1.日本語講師→情報サイト編集者→独立

2.東南アジアの情報が集約されたサイトへ

3.ベトナム⇄日本の人材交流でアジアの底上げへ

4.アジアサッカー促進のキッカケになるサイトへ


宇佐美淳さん(略歴)

1981年生まれ、愛知県名古屋市出身。2005年に日本語教師としてベトナムに渡り、2010年までホーチミン市内の日本語学校、外国語センター、大学などで勤務。2011年からベトナム情報配信サイトの運営会社で翻訳・編集業務を担当。2013年にベトナムサッカー専門サイト「ベトナムフットボールダイジェスト」を立ち上げる。(HPより


 

日本語講師→情報サイト編集者→独立

左:ミゲル・ロドリゴ氏、右;宇佐美さん

そもそもホーチミンに来た経緯を教えてください

元々海外で働きたい想いがあったので、日本語教師養成講座を卒業して、日本語講師としてホーチミンに来たのが最初のキッカケです。それがだいたい2005年くらいです。その後、2010年ごろまで大学などで日本語を教えていました。

日本語を教えてらっしゃったんですね。そのあとは?

ベトナム情報配信サイトで働きました。当時、ベトナム語を1年半ほど勉強していたので、語学を活かせる仕事を探していて、情報サイトで編集者として、翻訳と編集、校正の仕事をすることになりました。元々サッカーが好きで、日本語講師時代からベトナムサッカーにも興味がありました。なので、その情報サイトの姉妹サイトとして、ベトナムサッカー情報の発信をするサイトとしてオープンしたのが「ベトナムフットボールダイジェスト」です。

姉妹サイトだったんですね。宇佐美さんを中心に立ち上げたんですか?

そうですね。情報サイトでは、編集長のような役割だったので、記事の選択も任されていました。そこで、興味のあったベトナムのスポーツ情報、サッカー情報を日本語で翻訳して多くの方々に知ってもらいたいなと思い、最初は本サイトで1コンテンツとして記事をUPしていました。それを見ていたファンの方々から、「面白いから是非1つのスポーツサイトとして作って欲しい」を言われ、会社と相談して2013年に開設したのがきっかけです。

でも、今独立されてサイトを運営されていますよね?

サッカーの情報サイトは儲からないんです。あまりベトナムサッカーダイジェストに力を入れすぎると本サイトの方に支障がでるということで、廃止の流れになったんです。でも、その頃Jリーグが東南アジア進出を活性化していた時期で、彼らJリーグ関係者がベトナムのサッカー選手情報などを得られる場所は、このサイトくらいしか存在していなかったので、日本サッカー、東南アジアサッカーの為にも、ここでやめるわけにはいかない!と勝手に思い、会社をやめてこのサイトに集中することにしたんです。それが、2014-15年くらいですね。

 

 

東南アジアのサッカー情報が集約されたサイトへ

左:宇佐美さん、右:レ・コン・ビン氏

ベトナムフットボールダイジェストというサイトはどういうサイトなのでしょうか?

このサイトを見れば、ベトナムサッカー(東南アジア他国の情報もUPしている)が分かる。そんなサイトを心がけています。ただ情報が流れるのではなくて、リーグ戦の状況や、チーム数がどれくらいあるのか、そういう全体像が分かるように心がけています。ドイツ ブンデスリーガの現地サイトの1つを参考に設計しました。

現状このサイトは、どんな方々が見ているんですか?

日本に住んでいるアジアサッカー好きな人、ベトナム人選手(レ・コン・ビングエン・コン・フオン等)が所属したことのあるJリーグチームのサポーター、あとはクラブやJリーグ関係者ですね。タイやカンボジアの情報も発信しているので、同じようにその領域の方々にも見ていただけています。

今後、このサイトを見て欲しい人たちはどんな方々ですか?

ベトナムサッカーのみならず、アジアサッカーをまだあまり知らない人達に見て欲しいですね。

 

ベトナム⇄日本の人材交流でアジアの底上げへ

左:デュリックス氏、右:宇佐美さん

宇佐美さんは、ベトナムサッカーだけでなく、アジアサッカー全体の知名度をあげたい?

はい。アジア全体のレベルアップを望んでいます。アジアが強くならずに日本だけがレベルアップすることは無いと思っています。東南アジアからはアジアの底上げをする必要がありますその中で、私がいるのがベトナムなので、ベトナムを中心に情報を発信し続けているという立ち位置になります。ベトナムと日本のサッカーの関係性が深くなっていけば、人材の交流も促進され、選手のみならず監督やトレーナーなどの専門家が今よりもベトナムに入って来るようになります。

なるほど、日本との人材交流によってベトナムサッカーは発展していくと。

そうですね。ベトナムからすると日本はサッカー強国なので、人材輸入を行うことで、ベトナムサッカーが少しずつ成功できる状態になっていきます。さらに、ベトナム人は、Jリーグへの興味が薄いので、人材交流が深まることにより、ベトナム国民のJリーグへの関心が生まれる。つまり市場が広がっていきます。その逆も然りです。

 

ベトナムサッカーは「これから期待できる」と言える明確な理由

現状、ベトナムサッカーのレベルがアジア全体で低い根本的な要因はなんですか?

育成ですね。この領域は、8年ほど前から力を入れ始めています。

8年ほど前、具体的にはどんな施策を始めたんですか?

ヨーロッパ的なアカデミーを作っていきました。クラブの下部組織は存在していましたが、その中での細かいカリキュラムや、インフラ整備を行なっていきました。それらの教育によって育った選手が現在、20歳くらいでプロデビューし始めた段階です。

まさにこれからって感じですね。

そうですね。アカデミーの1期生の選手達が20歳くらいになり、プロになったばかりなので、今後どうなっていくか期待できる時代になりました。東南アジアサッカーは以前から、八百長やラフプレーなどがありました。そのため、選手になってからの教育も必要であるという認識も育っています。スタートラインに立ったという感じです。

 

アジアサッカー促進のキッカケになるサイトへ

ベトナムフットボールダイジェストの今後について教えてください

現在の質と量をキープしつつ、ベトナムに住んでいるサッカー好きの人々の協力を得ながら、私以外のコラムニストも増やしていきたいなと思っています。コンテンツは、今後東南アジアの選手が日本にいくことが多くなるので、それらの情報もベトナムを中心に発信していきます。東南アジアサッカーの情報は基本的にこのサイトに載っている状態にしたいと思っています。

最後に、このサイトをどんな想いで運営されているか教えてください。

日本とベトナムサッカーの交流・協力のキッカケになれば良いと思っています。それぞれの協力関係が強まり、指導者や選手の交流が栄え、アジアサッカー業界全体の促進に繋がる。このサイトでそういった流れのキッカケを作っていきたいと思っています。

 

トラベロコの印象を教えてください

存在は以前から知っていました。詳しい内容は今回初めて知りましたが、アイデアが非常に面白いサービスだなと思っています。

コメントありがとうございます!!
ベトナムフットボールダイジェスト、応援しています!!

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