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「働くママに笑顔を」届けたい。世界一女性が活躍する国スウェーデン視察|文化を知り尽くすロコのコーディネート

2017年2月3日 現地案内・送迎・相談などビジネス利用ユーザーインタビュースウェーデン

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「働くママに笑顔を」をコンセプトに、東京でベビーシッターサービス「mormor 」を運営されている鈴木美里佳さん。
世界一女性が活躍する国、スウェーデンで鈴木さんが目にしたものとは?スウェーデンに行こうと思ったきっかけや、トラベロコを利用した目的、日本の育児やライフスタイルに対する想いを伺いました。

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myrica tree 株式会社 様

利用都市:ストックホルム

依頼ロコねねさん

利用目的:幸福度も労働生産性も高いスウェーデンの現地の様々な方の声を聞きたい

課題:スウェーデン語ができない、ツテがない

依頼概要:現地視察先のアポイント、補足情報提供


Q.今回スウェーデンに行かれた理由を教えてください

私はmormor(モルモル)という働くママ向けのベビーシッターサービスを運営しているのですが、mormorはスウェーデン語で「おばあちゃん」という意味なんです。この名前には2つの想いがあります。ひとつは、お母さんにとって一番身近で安心できて信頼できる子育てのパートナーであるおばあちゃんのような存在であること、もうひとつは、スウェーデンは世界一女性が活躍している国なので「日本もスウェーデンのように女性がもっと社会で活躍できたらいいな」という想いです。

お母さんが当たり前に働けていて、幸福度も労働生産性も高いスウェーデンの現地の方の生の声を聞いたり、自分の目で見て確かめたかったので今回スウェーデンへの視察旅行を計画しました。

 

ベビーシッターサービスを立ち上げようと思ったのは?

サービスを立ち上げたのは5年前です。当時私は会社員をしていて、フルタイムでワーキングマザーをしていました。その時息子は2歳だったんですけど、自分が「働くお母さん」をやってみて感じたのは、今までと比べて圧倒的に自分の時間がないということです。私は時々シッターさんに子供を預けて、夜の時間帯に同僚や友人と飲みニケーションしたり、映画を見に行ったりと意識的に自分のための時間を確保していましたが、世の中を見渡してみるとそういうお母さんは少ないんですよね。お母さんになったからには、ましてやワーキングマザーであれば「自分の時間がないのも、しんどいのも、我慢するのも当然」みたいな風潮があるな、と感じていて。本当にそれでいいのかな?ママだからって我慢したりすることなく、自分らしく生きてもいいんじゃないかな?と思ったのがきっかけで、ベビーシッターサービスを立ち上げました。

 

まさに「ママのためのサービス」なんですね。

mormorは「働くママに笑顔を」を事業の理念としていて、働くママに特化しています。お母さんがちょっと預けたいなっていう時に気軽に安心して預けられるよう、業界と比べても割安な金額でサービスを提供しています。その代わり、今流行りの病児保育や家事代行、お受験対応などは一切やっていません。サービスはとにかくシンプルにして、その代わり安全に楽しく、温かな時間をお子様と過ごすことに重きを置いています。

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Q.スウェーデンでのお話を聞かせてください

ロコにどんなサービスを依頼されたのでしょうか?

現地の視察先のアポイントをお願いしました。「こんな目的でこんな人に会いたい、こんなことが知りたい」などコーディネターさん(ロコ)にリクエストしました。具体的には、子どもがいる一般家庭、ワーキングマザー、育休中のパパ、保育園、公共の子供向け施設、女性の起業家の方などをご紹介頂きました。

 

サービスを利用してみていかがでしたか?

今回視察という目的でスウェーデンを訪れましたが、スウェーデン語も出来ないですし、現地に知り合いもいないので、コーディネターさん(ロコ)がいなかったら、こんなに充実した視察は実現出来なかったです。

高評価のロコさんにお願いしたので、レスポンスもスムーズでしたし、いろいろ提案してくださったり、現場で聞ききれなかった話を補足として伺うことも出来たので、お願いして本当に良かったですね。

 

スウェーデンで印象的だったことは?

一番印象的だったのは、パパが平日の日中にベビーカーを押しているっていう姿をあちこちで見かけたことですね。スウェーデンではパパも育児休暇を取るのが一般的なので当たり前の日常風景ですが、日本であまり見かけませんよね。児童館に育児休暇中のパパと子どもたちがたくさんいたり、カフェでパパ会をしていたり。それがスウェーデンではスタンダードなんだなって思いました。

他には、良い意味で超個人主義というか、みんな自分の人生をちゃんと生きてる感じがしますね。周りがどうとか気にしてなくて、それぞれの思う道をそれぞれに生きているなっていうのが印象的でしたね。

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育児への関わり方はスウェーデンと日本でどのように違うと感じましたか?

スウェーデンだと約95%の男性が育児休暇を取ります。生まれた直後の2週間は夫婦で休んで、それとは別に最低3ヶ月は取るのが一般的だそうです。ある起業家の女性は「うちは主人も事業をしていて忙しいから、彼はたった1ヶ月しか育休を取れなかったの。」と言っていました。日本だと育児休暇を取る男性は全体の約3%でその平均取得期間は3〜5日だという事実をお伝えしたら「考えられない。」みたいな反応でした。

現在、半年間の育休中で2人目の子育てをしているアパレル企業勤務の男性に「育児休暇を取って良かったですか?」と聞いたら「1人目の時にも育休を取ったけど、その時はじめて子育てや家事の大変さを知った。これは「休暇」ではなく「仕事」だね。男性もある程度の期間、フルタイムで子育てするのは凄くいい事だと思う。」と言ってましたね。スウェーデンで子育て中のパパは、男性だから、女性だからという考え方があまりなくて、ごくごく自然に子育てや家事を担っていると思いました。

日本だと育児休暇を取るって言いにくいですけど、スウェーデンでは当たり前のことなので彼の場合も上司から「育休はいつ取るんだ?」と聞かれたそうです。

 

今回の旅行で得たものはありますか?

溢れ出そうなくらい色々学ばせて頂きましたね。すごく刺激を受けました!本やデータからは得られない、現地の方の気持ちも一緒に受け止めることができましたし、やっぱり行かないと知ることが出来なかったことがたくさんあったので本当に行って良かったですね。

視察先で、ある方がくださったキーワードが「Big Picture」。大きな事をやって大成功してやろうとかそういう事ではなくて、自分の人生に対してもっとBig Pictureを描くっていうような事を言ってくださって。その言葉にすごく励まされました。自分の中では「事業も始めたし、子どもも産んだし、人生半分くらい終わったわ。」くらいに思ってたんですけど(笑)、「あぁ、違うんだな。これからなんだな。まだまだ人生面白そうだ。」と思わせてもらえたのが一番の収穫かもしれないです。

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Q.今後やって行きたいことはありますか?

事業が5年目に入り、息子も成長して、生活が落ち着いて来たので、もう少し中長期的な事を考え始めています。今は直接的に保護者に時間を提供するという形でサービスを提供しているんですけど、お母さん達の状況を見ていると根本的な問題に切り込んで行かないといけないなと思っています。今よく言われている働き方の問題ですね。そこが解決しないと本当の意味で豊かな生活って手に入らないんじゃないかなって、今回スウェーデンに行って思ったところです。ベビーシッターサービスを継続しながらも、ライフスタイルを変えていくっていうところにももう少し踏み込みたいですね。サービスというよりは啓蒙活動になると思うんですけど。それが結局、事業の理念でもある「働くママに笑顔を」にも繋がると思っていますので。

 

Q.まだトラベロコを利用した事がない方へひと言お願いします

日本の休暇は短いので、旅行先でも写真だけパパっと撮って帰る人が多いと思うんですけど、こういうサービスを使って文化だったり人の考え方とか、写真に残らない部分を得られたら旅の思い出がより深まるんじゃないかなと思います。買い物をして、ガイドブックに載っている観光地やお店に行って写真を撮って終わり、じゃなくて、現地在住者の力を借りて文化や新たな価値観に触れる旅は、贅沢だけどすごくオススメですね。

 

鈴木さんのベビーシッターサービス
mormor (ベビー&キッズシッターのモルモル)

〔取材・編集:三谷めぐみ〕
鈴木さんが依頼したロコ、ねねさんのプロフィールへ行く→ https://traveloco.jp/loco/travelocoS

ねねさんのインタビュー記事→ https://blog.traveloco.jp/interview201704-1/

スウェーデン在住のロコ一覧→ https://traveloco.jp/sweden

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