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カナダ・バンクーバーからアムトラックでシアトルに行こう!

2017年10月25日 観光スポットカナダバンクーバー米国(アメリカ)

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バンクーバー発アムトラックの旅

バンクーバーからワシントン州シアトルまで約200km、車だと2時間半程度で到着しますが、日本では味わえない列車での国境越えが手軽に楽しめる旅としてアムトラック利用の旅をおすすめします。

バンクーバーからは早朝と夕方の2本のみですが、約4時間の旅を海沿いのすばらしい景色を見ながらのんびりと旅をしたい方に最適です。

バンクーバー・ダウンタウンからアムトラックの出発するパシフィック・セントラル・ステーションまではタクシー等で約10分ほどで到着します。

駅に到着すると最初に中央入口正面のカウンターでチェックインが必要になり、チェックインをすると座席が確定します。

あらかじめ予約してある列車予約票を自宅等でプリントアウトしてご持参、カウンターでご提示ください。

可能でしたら進行方向右側の座席を確保した方がよろしいかと思います。進行方向右側は海側になり景色を楽しむには必須です。

チェックインが終了すると駅構内ですぐにアメリカの入国審査です。

カナダ・アメリカ間は飛行機も鉄道も出発場所での出国手続きになり、その後はアメリカ国内扱いになります。

ご家族同時にご旅行の場合は一緒に入国審査ブースに入っていただき。こちらでESTA登録済みのパスポートを提示すると簡単な質問をされIW94という簡易ビザを白いペーパーにプリントしてステイプル(ホッチキス)してくれます。

日本の旅行会社の情報では、陸路はESTA不要となっていますが、無用なトラブルを避けるため事前にESTA登録をした方が最善です。登録されていない場合は、手書きの申請書をご記入ください。入国時には別に一人6ドルの通過料をお支払いください。(USドル現金かカードのみ、カナダドル不可。)

入国審査が終わると出発まで自由時間です。座席に荷物を置いたら、ホームの先頭まで行って列車と記念写真など撮りましょう。

朝の列車は1階建ての古いタイプのカスケード号で、夕方の列車は大陸横断型の2階建て列車の事が多いです。古いタイプは車内Wifiはありません。

ホームは金網で仕切られているので、カナダ側にはもう出られません。記念撮影など済みましたら座席に戻って出発を待ちます。おおよそ定刻に出発するはずですが、なにせ時間にルーズなアムトラックですので、なんとも言えません。時々1時間程度遅れる事があります。

さて、いよいよ発車音も無しに静かに列車が出発すると、ハリウッド映画の撮影に使うスタジオのあるバンクーバー・イーストからノース・バーナビーの谷あいを通ってニュー・ウエストミンスターに出ると左側に川が見えてきます。

これがBC州を流れる代表的な川、フレーザー川です。その後、若干電車が止まるかもしれませんが、これはパテゥーロ橋の単線の可動橋(回転橋)をわたるためで、他の貨物列車などを待つためです。

周辺には大きな貨物船が停泊するニューウエストミンスター港があり輸出入に使う大きな船も停泊しています。

近くに見える高い橋はバンクーバーとサレー市を結ぶスカイトレイン・ミレニアムライン、手前側はニュー・ウエストミンスター市、対岸はサレー市およびデルタ市です。このパテゥーロ橋は映画「デッドプール」の格闘シーンの背景に使われた橋です。

列車はゆっくりと可動橋を渡り始め、渡り終えると右手にカーブし南に向かいます。

今度は右手にフレーザー川を見ながら南下し、大きな橋(アレックス・フレーザー橋)の下を通過、左手にゴルフ場や左右のブッシュ地帯を通過すると広々した場所に出てきます。右手に海がが見えたらここがインナーシーのマッドベイ(Mud Bay)です。

その後ゆっくりとマッドベイの海上橋を渡りますが、晴れていれば左手に富士山のような山が見えます。

この山はワシントン州にあるマウントベーカー(3286m)で、この海上橋からの山の景色はとてもきれいです。

マウント・ベーカーはバンクーバーから行ける、空いてて雪質の良いスキー場としてスキーフリークには有名です。

海上橋を渡り終わると、セミアムー半島といわれる場所に入り、ビーチ沿いを走ります。このあたりは高級住宅街なので驚くような大きな家なども見えてます。

その後、左手にたくさんのショップやレストランが見え始めたら国境沿いのリゾート地ホワイト・ロックです。かつてホワイトロック駅だった建物を通過すると右手海上に突き出したボードウォーク(海上歩道)が見え、ボードウォークの踏み切りの先右手に市の名前のルーツ白い大きな岩が見えます。(ほんの数秒で通過)ここを通過すると5分ほどで列車は一端停車します。

左手に白くて大きなゲート(ピースアーチ―国境平和記念塔)と日本の高速道路の料金所のような国境ゲートが見えますが、その先の建物から数人の係員がやってきて列車に乗車し、パスポートチェックに来ます。乗車時と同じような質問されますので、同じように答えてください。

パスポートチェックが終わると列車が動き出しここからは正式にアメリカ入国です。しばらく内陸部をスピードを上げて走ります。

ボーダー(国境)通過後、車内売店がオープンしますのでサンドイッチやソフトドリンクやビールなどの飲み物が購入できます。

列車によってはカフェスペースなどもあり、こちらでもくつろぐ事が可能です。

列車はしばらくするとまた海沿いに出ますが、天気がよければ内陸の島々やカナダのバンクーバー島などが見えます。

やがて少し大きな街や右手に大きな港が見え、海沿いの公園(ブールバードパーク)などを通過したら最初の停車駅、ベリングハム駅に到着します。べリングハムはアメリカ本土の最北西の中規模都市です。ベリングハムではショッピング、街歩きやクラフトビール・ブリューワリー(醸造所)めぐりなどを楽しむことが可能で、うまくアムトラックを利用すれば1日観光も可能です。

ベリングハム駅を出発すると左手は崖で景色が一切見えませんが、右手は海のすぐそばを走ります。このあたりは自動車が通れない場所なので、アムトラックの旅ならではの光景です。

しばらくすると海上に建物が見えたら、サミッシュのオイスターやアサリの養殖場です。ここで収穫されたオイスターはシアトルの直営店で食べることができます。

海沿いの線路をずっと走った後、北海道の十勝平野にいるような田園地帯の景色が広がってきます。

広大な畑の中をしばらく走るとまもなくマウント・バーノン駅に到着します。マウント・バーノンは、毎年春スカジットバレー・チューリップ・フェスティバルが開催される中心地で駅周辺でもチューリップが楽しめます。

写真のようなチューリップフェスティバルの会場まではタクシー等の利用が必要です。

列車はマウント・バーノンを出発した後は次の大きな都市エバレット直前までは内陸部を通るため、若干退屈になるかもしれませんが、直線区間なのでスピードを上げて疾走します。

列車の左右に水辺の景色が見え始めたら間もなくエバレットに到着します。到着前に古い橋をゆっくりと走ったあとエバレット駅に到着します。

エバレット市はボーイング社の中核工場がある都市で、ここからタクシーで移動すればボーイング社工場見学ツアーにも参加できます。

工場見学ツアーは、朝のアムトラックを利用すれば11時のツアー参加も可能です。(通常は列車が遅れても後のツアーに入れますが、繁忙時は遅れると参加不可能になりますのでご注意ください。)

列車はエバレットを出発するとこの列車の旅のハイライト、インナーシー沿いをシアトルまで海に近い場所を走っていきます。

対岸には映画「愛と青春の旅立ち」の舞台になった海軍学校のあるウィドベイ島やカナダのバンクーバー島などの島々が見えとても綺麗な景色です。

その後停車するエドモンズ駅からしばらく走って、住宅が多い場所に入ったらシアトル市です。

シアトルに入って一瞬ですが左手にスペースニードルが見えたらシアトルダウンタウンに到着です。

右手にベイサイドやその昔ザ・ビートルズがホテルの部屋から釣りをした海上ホテル Edge Water Hotel やフェリー桟橋などを見ながら列車はトンネルに入ります。

トンネルを通過すると一旦セーフコ・フィールドあたりで停車してバックで駅構内に停車するので少し時間がかかります。

ここが目的地シアトル・キング・ストリート・ステーションです。

キングストリート・ステーションからサウンド・トランジットという公共鉄道やバスを使ってダウンタウン中心部やシータック空港向かうことができます。

ただし、この辺りはあまり治安が良くないので特に夜の到着時はご注意ください。サウンド・トランジットへの乗り換えはキングストリート・ステーションのエレベータか階段を上がり跨線橋を渡ったとなりのホームになります。

ダウンタウン中心部はここから北側のトンネルに入って行きます。シアトル中心部の駅は地下トンネルの中にあり、バスと路面列車が同じホームを使うとても変わった駅です。鉄道マニアにはこの駅も楽しみのひとつになるかもしれません。

アムトラック利用で早朝シアトル発に乗車すれば、シアトルには定刻で10:55着。夕方シアトル発は18:50発でバンクーバー到着は10:50到着。シアトルで一日観光しても十分に日帰り可能な日程です。

レンタカーなどで日帰りでバンクーバーーシアトル間をドライブする場合、週末ですと国境で入国のための待ち時間が片道1時間以上かかることもあり、最悪往復3時間以上を無駄に過ごすこともありますので、列車の旅も決して時間ロスにならないと思います。

また、昼間開催のゲームであればセーフコ・フィールドやセンチュリーリンクフィールドでのメジャーリーグベースボール(MLB)、アメリカンフットボール(NFL)、メジャーリーグサッカー(MLS)などのの試合観戦も可能です。

キングストリートステーションからセンチュリーリンク・フィールドは徒歩5分、セーフコ・フィールドは徒歩10分の距離です。

帰路シアトル発バンクーバー行きを利用した場合、夏場は日没が10時前後になりますので、帰りの列車からインナーシーの素晴らしい夕景を楽しむことも可能です。

Amtrak 予約サイト https://www.amtrak.com/home

Pacific Central Station

Address : 1150 Station St, Vancouver, BC V6A 4C7

 

Boeing Tour 予約サイト https://www.futureofflight.org/

Future of Flight Aviation Center & Boeing

Address : 8415 Paine Field Blvd • Mukilteo, WA 98275

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